中学受験は特殊です。能力の高い教師であっても、誰もが教えられるものではありません。経験が必要です。
私(教師Y)は、本当に長く、中学受験に関わってきました。だからこそ伝えたいことがあるのです。
私は、塾などない山深い土地で生まれ育ちました。しかし、年の離れた兄二人のおかげで、知的刺激には恵まれていました。力試しに愛光中学を受けてみろ、ということで3・4年生用の「自由自在」を渡されたのが小5の夏休み。宿題そっちのけで算数を終え、高学年用に取り組みました。とにかく、初めて経験する世界がおもしろかった。あれほど、雑念なく勉強に打ち込んだ時期はほかになかったような気がします。もちろん教えてくれる人などいないので、いい加減な勉強だったはずです。しかし、何より楽しかったのです。
結果は合格。しかし、勉強はどこでもできるという父の方針で辞退。愛光中学から小学校への問い合わせで、算数はトップだったことを知りました。独学での結果ですから、たいしたものです。今の自分が教えていれば、もっと成績は伸びていたでしょう。でもとにかく、楽しい勉強は身につくことを証明しえたのです。
私は、大学に入ると世田谷の進学塾に勤め始め、やがて先輩たちと新しい塾を立ち上げました。入塾希望者に試験を課し、3分の1程度をお引き受けする、という形の塾でした。20名のクラスが二つという規模でしたが、半数ほどは、国立中、男女御三家、慶応の附属校、早稲田の係属校などに合格するだけの実績を挙げていました。
ここでお母さん方に知っていただきたいのは、私たちが、受験勉強は5年生から、という方針を貫いていたということです。子どもたちは、単なる入れ物じゃありません。勉強を楽しめないお子さんに無理やり詰め込んでも、効果はありません。逆に勉強はつまらないものという意識を植え付けてしまいかねません。そうなってしまったら大変です。癒すのに長い時間がかかります。癒せない傷となるかもしれません。
勉強を楽しめるお子さんなら、受験勉強は2年で十分。そうでなかったら、長い勉強はかえってマイナスです。
無茶な受験を強いられる子どもたちを見るに忍びなくて、私たちは、中堅校受験に絞った教室を始めました。
正直、お母さん方は見栄で学校を選ばれることが多いように思います。しかし、無理な学校選びは不幸を生みます。たとえば横浜のある私立校は、卒業生の多さで、驚くほど多くの有名大学合格者を出していますが、厳しい能力別クラス編成が遅れた子供たちからやる気を奪い、公立校より悲惨な学力に追い込んでいます。どんな学校でも遅れてしまう子どもはいるのです。開成や灘でも、大学に行けない子どもが生まれるのです。
とすれば、成績上位で気持ちよく勉強できる学校のほうが、その子にとっていい学校ではないでしょうか。
私たちは、おくての子どもたちには、無理のない学校選びを勧めました。その子どもたちが、やがて国立大や早慶大に通う姿を見ることこそ、中学受験の本当の目的だと固く信じていたからです。
中学受験の指導は、難しくてもやりがいがあります。しかし、ある程度の人数の中で指導しないと効果は上がりません。残念ながら、私たち親学舎で全体的に指導するには無理があります。
そこで、指導の難しい国語に絞り、部分的にお手伝いをしたいと考えています。
ただ、中学受験全般に関する相談はどんなことでも大歓迎です。特に、首都圏の中学を受験したいとお考えの場合には、ぜひご相談ください。
一生懸命勉強している子どもたちの成長を助けたい、受験で悩んでいらっしゃるお母さんの心を軽くしてあげたい、そんな気持ちで臨んでいるだけですから、いつでも大歓迎。もちろん、御代などいただきません。おいしいケーキでもお持ちいただければ、かぐわしい紅茶を淹れておもてなしいたします。お気軽に、どうぞ。
目標:中学受験の国語を楽しんで受けられるようになる。
教科:国語。
教材:中学・高校受験に出題された国語の文章。国語辞典、漢和辞典。
対象:自分自身で本当に受験を望んでおり、算数には自信がある者。